たくさんあふれている「パーソナルカラー」の記事や診断サイトなどなど、それらを見たり、聞き覚えくらいならある方も多いと思います!
そうなんです!!自分も美容師として10年以上働いてきて、もちろん「パーソナルカラー」というワードにも触れる機会もたくさんありましたし、たくさん(それこそ何十枚も)あるドレープ(布)をお客様にあてて顔色が良く見えるものを診断したりしてきました。
が、しかし!まだまだ、全然、ヘアカラーの為に使いこなせていない!!と思っています。
ですので、もっと自分の似合う色を知りたい方、いままでのヘアカラーが似合ってないと感じている方へ、ヘアカラーをきっかけに自分をより輝かせくれる色たちと出逢えたらいいなと思っています。
(※誤解を招かないようにはじめに書かせていただきますが、わたくし今井和也はパーソナルカラー診断師などではありません。ただの美容師です。プロフィールはこちらから)
ですので「自分の似合う色」を発見していて、ヘアカラーや身につけるものも自分を輝かせてくれるものを選べている方は、今回の記事は残念ながら関係ありません。
題名のとおり「パーソナルカラー」を知ってみたい方は読んでみてコメントなど頂けると嬉しいです!
まずパーソナルカラーという言葉の意味
辞書では、パーソナル[personal]=1、個人の。2、個人用の、という意味ですね!確かに中学生くらいの時に習ったように思います。
次に、カラー[color]=1、色、色彩。でした。
となるとパーソナルカラー[personal-color]=個人の色となると思います。
NPO法人日本パーソナルカラー協会副理事長のトミヤママチコさんは、
もっと端的に、パーソナルカラーとは似合う色のことです。と書かれています。
今回はパーソナルカラーとは『個人の似合う色』という意味で使っていきますね。
「似合う」について
少ししつこいですが、今度は「似合う」について考えていきましょう。きっと、そこに大切なヒントがあると思います!
さっそく辞書で調べてみると、ちょうどよくつりあう。調和する。相応する。と書かれていました。
ということは、「似合っていない」状態は、ちょうどよくつりあっていない状態であったり、調和していない状態、相応でない状態といえると思います。
なるほど、「なんか違和感を感じるなぁ」とか「あの人なんか似合っていないなぁ」と感じている時はこういう状態だっだんですね!
さらにパーソナルカラースタイリスト矢吹朋子さんも「美人だけが知っている似合う服の原則」の冒頭で、
実は(色の)悩みを抱えている方には、いろいろなグループの色をごちゃ混ぜにして使っている場合が多く、印象か不安定になり、なんとなく「似合っていない」ように感じる。
と書いています。なるほど”不安定さ”を感じると似合っていないと感じるということですね。安定感や調和がとれていることが大事なんですね。
さらに、同著で
「地味に見られる」「疲れて見られる」「やぼったく見られる」「とっつきにくく見られる」「年上に見られる」「幼く見られる」「太って見られる」という声が多く聞かれます。これらの悩みはすべて「色」の間違いからくるもの。自分に似合う色ではない色を使っているからです。
と書かれています。
うわー、「色」の影響がこんなに大きいなんて!ちょっと怖さすら感じますね!いままで生きてきて何となく感じていた人の印象、与えている自分の印象は、色の持つ安定感や不安定感からくるものが大きいのですね。
ここでは「似合う」については(色の)調和がとれていて安定している状態としましょう!!
調和はどこからくるの?
では今度は、調和はどこからくるのか?という疑問ですね。
歴史ある色彩学のなかで、1955年にアメリカの色彩学者ジャッドは「色彩調和は好き嫌いの問題である」と言っています。
えっ!?そんなっ!!結局人それぞれの好みなの?とビックリしましたが、ジャッド先生は色彩調和について4つにまとめてくれています。
他にも歴史の中で沢山の方が色について研究されているようです。自分はパーソナルカラーの本やネットで調べて知りましたが、詳しく知りたい方はいろいろ調べてみても面白そうですね。
そのなかで自分が共通点と感じる部分が、
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統一感のある配色⇒1つ、なにかしらのルールがある。
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なじみのある配色⇒自分が過去見慣れてきた配色や、自然界にも散見できる配色。(これがジャッド先生が好みの問題だという理由のひとつでは?と思ってます)
1、統一感のある配色から説明します。なにかしらのルールとは、”暖色系である”とか、”補色関係にある”とか、”ペールトーンのジャンルでまとまっている”といったように、1つのルール(=秩序)をもつ配色は調和するということです。
次に、2、なじみのある配色ですが、上に書いた通りの意味です。
少し脱線しますと、美容師になりヘアカラーを習いヘアカラーモデルさんをする頃など、先輩に言われることで「ネモキン」なんて言葉があります。これは「根元がキンキンに明るい」の略で、髪の毛の根元の方が明るくなりすぎてしまった失敗した状態のことです。普通、自然な髪の毛(ヘアカラーなどしていない髪)は根元から毛先に向かって明るくなります。なので根元に比べ毛先が明るい状態は自然に見えますが、逆になると、とても違和感を感じる失敗へアカラーとなります(汗)ですのでこの点は厳しく習います。
この2点が大きく共通項のように感じました。
⇒ざっくり「調和≠秩序」といえるでは、、、
そしてこれからが本題!!今回はヘアカラーの為のパーソナルカラーですので、今までの学びをふまえて「似合うヘアカラー」、「色のパワーでよりステキになるヘアカラー」のためにルール(秩序)をつくっていってみます!