大事なお金を支払ってしてもらうヘアカラー。せっかくなので美容室で染めると嬉しいことを知っておきたいですよね!

僕も知っておいて欲しいですし(汗)

あんまり専門的な話になっても読みたくなくなってしまいそうですか?

大丈夫!今回はイマイカズヤ的ランキングの形式で書いてみます。では、早速発表します!

ランキング

1位 ダメージを最小限に抑えられる!

2位 色ムラが少なく、理想の色に染まる確率が高い。

3位 自分で染める手間が省ける。

番外編 頭皮もケアしながら染められる!

 

 

こんな感じになりました。

では、

3位『自分で染める手間が省ける。』

から説明していきます。

しかし、これは説明の余地もなくこのままの意味ですね、、、染める準備から、染める手間、後片付けまで含めて代わりにしてくれるということです。本当にそのままの意味でした(苦笑)

 

はい、では次!

2位『色ムラが少なく、理想の色に染まる確率が高い。』

ですね。

これは説明させてください。理由は3つ

理由1 暗めのカラーを繰り返していると毛先ばかり暗くなる。

市販のカラー剤も自分で塗りやすいものが多く作られていますのでムラになりにくいかもしれません。しかし、明るめのカラーをしている人は置いておいて、暗めのカラーをしている人はまず毛先が暗く染まっていることが多いです。(危険!)ヘアカラーもやはり「色」。重ねれば重ねるほど暗くなります。毎月白髪染めの度に毛先に濃い色が足されていくとどうしても根元が明るく、毛先が暗い不自然なヘアカラーになってしまいます。

※しかも、一度暗く染まると修正するのはけっこう難しいです(汗)

理由2 どうしても後は見えにくく、塗りにくい。

理由3 髪の持っている色は、人それぞれ違う。

髪の色は、メラニンというもので決まります。赤味が強い髪色の人。黄色くなりやすい人。いろいろな髪があります。美容室では「お客様の希望の色」の薬だけで染めているわけではありません。たとえば、赤味が強い髪の方がアッシュ系の色に染めたい場合は「赤」の補色(打ち消してくる色)の「緑」をアッシュに混ぜて染めます。こういった一人一人の持っている髪色を考慮して染めているので希望の色に近づく確率は高いです。

 

いよいよ1位です!

「ダメージを最小限に抑えられる」

ここを説明したかったんです!理由は大きく1つ。塗り分けができるからなんです。

極端な例でいいますと、前回のカラーから1ヶ月経ってヘアカラーをするときに、毛先の色に満足している場合ですと1ヶ月で伸びた分の根元だけ染められます。さらっと書きましたが、よくよく考えるとホームカラーでは難しいですよね?でもこれは美容師にとって基本的で、そしてとても大事な技術なんですよ。

お家で染めている方も、本当に難しいかもですがなるべく染めたいところだけ染めるように頑張ってください。髪を必要以上に痛めない!これだけで髪の痛み方が全然、本当に全然違いますよ!

「でも、毛先まで染める時はホームカラーと変わらないのでは?」となるかと思います。いえいえいえ、そこはプロですから!ちゃんとありますよ。毛先用のヘアカラー!

とても簡単な例を挙げてみますと、

アッシュ系の9レベルという髪色にしたい方がいます。

根元はしっかり染まる薬で塗ります。

プロマスター

よくアルカリカラーといわれていて、市販のカラーもこの分類です。

 

次に、もう前回染めていて明るさなど十分だけど褪色が気になる毛先には、やさしい薬を塗ります。

ピグメント

(微アルカリカラーなんて美容師さんには呼ばれています。明るくする力はないけど、トリートメント効果も力をいれて作られています。)

 

または、少しなじむ程度の色補正で十分な場合には、シャンプー前に5分もみこむだけの専用カラー『トナーオン』をもみこみます。

トナーオン

(こちらも明るくする力はありませんが、ダメージを考えたとてもやさしい設計で、透明感とツヤのある発色が得られます。)

 

さらに褪色も気になるし、でもストレートパーマなどで髪が痛んでヘナヘナな毛先には「マニキュア」なんて施術があっているケースもあります。

グラマージュ

(スタンダードなマニキュアから、手触りの良さを追求したライン。テクスチャー重視のシリーズまで選んで使います。)

今回は全てホーユーさんのカラー剤を例にお話しました。

プロマスターカラー剤

 

さらに、2剤の話を一言だけしますと。2種類あります。強い方と弱い方。そちらも髪に合わせて使い分けます。

あまりに単純な言い方をしましたが、そもそも市販のカラー剤には弱い方なんてありませんよね?そうなんです。ないんです。きっと。(自信はあります涙目)もっと言えば毛先用の薬も、補正用の薬もないんです。もし、あっても家ではなかなかできませんし、、、

この辺が一番、サロンカラーをおすすめする理由であり。皆様が美容室で染めると髪に嬉しいことの1番の理由になるかと思います。

もちろん、美容師さんがいい人とか、美容師さんの提案してくれる色がステキとかも感じて頂きたいですが(笑)今回はこの辺は2位の「理想の色に染まる」に含めさせてくださいね。

 

美容室でのヘアカラーのいいところまとめ

勝手にランキングつけてみましたが、いかがでしたでしょうか。そもそも、市販のカラー剤が一番重用視されて作られている部分は何だと思いますか?自分は「誰でも染まること」だと思います。誰が使っても、誰に使っても染まることを大事に作らざるを得ないのでは?と思います。少し専門的な話をすると、ヘアカラーの原理的にはとっても明るくして、とっても濃い染料を入れれば、だいたいは希望の色に染まります。(詳しくはまたどこかで)

ですので、乱暴な言い方に聞こえますが市販のカラー剤はそっちよりです。しっかり染めるために、必要以上に明るくして染料も濃く入れる髪に負担の多い薬なのです。そういった意味では、自分は市販のカラーがキレイに染まらないとかは思いません。

だからこそ、美容室のカラーはより『最小限のダメージで、最高の(お客様の理想の)色』を求められますし、そうあるべきだと思います。(キリっ)

もしヘアカラーって面白いなんて思っていただけた方は、次回のヘアカラーの時にイロイロ聞いてみてくださいね。きっともっと面白くなるはずです。

 

番外編を忘れるところでしたっ

「頭皮をケアしながら染められる。」でしたね。

これもこのままの意味ですが、よく人の身体は弱酸性です。なんて聞く通り頭皮も弱酸性です。髪にも等電点(一番安定する点)がph4.5〜5.5と言われています。つまり頭皮も髪も一般的に弱酸性がいいということです。

しかし、、、そう上の方を読んでくれた方は気づいたかもですが、(明るくする)カラーはアルカリ性の薬剤でした。

アルカリの影響

頭皮には頭皮のバリア(皮脂膜)を根こそぎ取り去ってしまいます。←どんな脂性の人でもです。
髪の毛には表面のキューティクルを広げた状態にします。髪を染めるためには必要なことですが、そのままですとどんどん髪の中のものが流出していってしまいます(悲鳴)。

 

そこでカラーをする前に頭皮を専用の美容液で埋めて守り、染めた後はやさしくしっかりと、カラー剤だけでなく残留アルカリを取り除く髪と頭皮のケアをお勧めしています。ヘッドスパメニューはこちら

今説明した基本的な「守る・取り除く」ことをしてくれる『プロテクト』が¥1,000です。

プロテクトにさらに、頭皮の美容液でやさしくマッサージするリラックスコースが『プロテクト ヘッドスパ』で¥2,500ですよ〜。

敏感肌の人・カラー剤をべったり頭皮に塗る施術の人にオススメです^^